電通、AIテレビ視聴率予測システムの新バージョン「SHAREST_RT」をリリース

―エリアを拡大し精度を向上、タイムシフト視聴率の予測にも対応―

※2023年4月1日の会社統合により、データアーティストのプレスリリースを電通デジタルのプレスリリースに転載しました。

2018.10.26

株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)は、AIを活用したテレビ視聴率予測システムをバージョンアップした「SHAREST_RT」 (シェアレスト・アールティー)を開発し、このほどリリースしました。新システムには東阪名3地区へのエリア拡大や、タイムシフト 視聴予測への対応、予測対象ターゲットの拡大などを盛り込みました。

当社は、過去の視聴率データ、番組ジャンル、出演者情報、インターネット上のコンテンツ閲覧傾向などを教師データとするディープラーニングにより、 放送前1週間のテレビ視聴率を予測するシステム「SHAREST(β版)」をAI開発に強みをもつ「データアーティスト株式会社」(本年2月に当社子会社化) と共同開発し2017年6月にローンチしていました。

今回の「SHAREST_RT」では、投入変数の拡大などを行うことで、より高精度に放送前1週間のテレビ視聴率予測を安定的に行えるようにしました。

この「SHAREST_RT」により、現在急速に広がりつつあるテレビCM素材の高度運用、例えばターゲットの異なる複数のテレビCM 素材を視聴率予測をもとに最適な番組でオンエアする素材割付が可能となり、結果として広告効果の最大化が実現できるようになります。

また新システムでは、予測精度を向上させるためのデータベース基盤「RICH FLOW」の構築も行っています。今後、安定供給可能なソーシャル 関連データや天候関連データ、各種パネルデータ等を「RICH FLOW」上に投入し、データベースを拡充することで、さらなる予測精度の 向上や予測対象指標の多様化を進めていきます。

 従来、複数ブランドのCM素材を予測視聴率に基づいて広告枠に割り付ける場合、視聴率の予測を人が行うケースがあり、 その業務負荷が膨大になるという課題がありました。AIによる視聴率予測の自動化は、業務の効率化においても大いに効果が期待できます。

今後も当社は、メディアに関係するさまざまなマーケティングデータにAIを活用し、顧客企業の新たな価値創造に貢献してまいります。


※「RT」は、Recent Trendの略

以上

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